ウォーレン・バフェットとBNSF

BNSF鉄道は、全長51,766km(2008年末時点)の米国最大規模の鉄道路線網を持つ米国第2位の鉄道会社です。大陸横断鉄道の一つであり、貨物一貫輸送シェア及び穀物輸送シェアで北米第1位の鉄道会社です。

世界的な投資家として知られるウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ社が、2009年11月にBNSF鉄道の親会社であるバーリントン・ノーザン・サンタフェ社の株式を100%取得することを宣言し、実際に263億ドル(当時のレートで約2兆4000億円)で買収しました。

 

ウォーレン・バフェットも注目しているSCLA

バフェット氏は、「Southern California Logistics Airport(SCLA)」の近くに一大物流センターを建設したウォルマートの大株主の一人です。

BNSF鉄道は、ロサンゼルス港の玄関窓口であるロングビーチからも鉄道網が敷かれています。

バフェット氏がSCLAが建設され始めた時期に鉄道会社を買収し、大株主となっているウォルマートが物流センターを建設した背景を考えたくなります。
実はBNSF鉄道の路線がロングビーチからSCLAまで繋がる予定になっており、運ばれた荷物が直接空港内で通関され、全米に荷物が運ばれるシステムが計画されているのです。そうなれば、物流速度が従来より早くなることは確実で物流会社にもメリットがありますから利用価値が更に高まります。
つまり、SCLAが稼働を始めることにより、空港自体に雇用が生まれます。大手を含む多くの物流会社がヴィクター・ヴァレーに物流センターを建設することで更に雇用が生まれ、鉄道が繋がることによっても雇用が生まれます。ヴィクター・ヴァレーに人が増えて行くことになり、土地の価値も上がるのです。

世界的な投資家であるバフェット氏もSCLAに注目していることが良く分かるのではないでしょうか。BNSF鉄道の買収額263億ドルは、バークシャー・ハサウェイ社の過去最大規模の投資金額です。それだけの資金をBNSF鉄道に投じたのですから、バフェット氏の意気込みを感じます。

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