現代医学の進歩とライフセトルメント

ライフセトルメントは、保険のセカンダリ―市場で投資目的として売買されています。投資ですから、投資家にとって魅力のある案件でなければ売買は成立しません。証券会社は、生命保険額と保険料金、被保険者の年齢や健康状態などからファンドの金額を決めて商品化します。

ライフセトルメントは生命保険ですから、被保険者の余命がポイントになります。被保険者が早く死ねば死ぬほど投資家に取っては利益がでます。

そこで、ポイントになってくるのが現代医学の進歩です。

かつては「不治の病」と言われた難病でも、現代では治療が可能になっているものも多くあります。日本人の死亡原因の上位を占める「がん」でも早期発見であれば完治する可能性が高いですし、抗がん剤も改良されて余命が長くなってきています。

被保険者の病気に対する特効薬が開発されたりすると、投資家にとってのリスクは高まります。実際に、ライフセトルメントをHIV感染者が多く活用しましたが、エイズに対する薬が開発されたことで、損をした投資家も多くいたようです。

また、ライフセトルメントを商品化する証券会社の格付けにも問題があるようです。ムーディーズ等の大手格付け会社が評価対象外とすることもあり、証券会社自体の信用が低い場合もあります。

ライフセトルメントは、安定した利益が期待できる金融商品ですが、リスクが全くない訳ではないので注意が必要です。

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